「何年使いたいか」と「どれだけ快適さを求めるか」から逆算して、自分なりの下限(80%・85%・90%)を決め、その前提で価格と保証を比較するのが実務的です。

もしあなたが「この中古iPhoneをメイン機として2年は使いたい」と考えているなら、最優先すべきはバッテリーの余力です。この場合、90%以上、できれば92〜95%台を狙ったほうが、途中で交換するリスクを減らせます。多少本体価格が高くなっても、交換費用と手間を考えれば、結果的にお得になることも多いです。一方、「1年程度使えればよい」「次の買い替えまでのつなぎ」という位置づけなら、85%以上を目安にし、価格とのバランスを取りながら柔軟に選ぶのもよいでしょう。
予算を重視する場合は、「本体価格+将来のバッテリー交換費用」をセットで考えることが重要です。たとえば、最大容量80%の個体が2万円、90%の個体が2万8000円だったとします。ここで、正規のバッテリー交換費用が約1万円かかると仮定すると、80%の端末を買ってすぐ交換すると実質3万円になり、最初から90%の端末を買うより高くつく可能性があります。逆に、サードパーティ店で安価に交換できる、もしくは自分で交換する前提なら、80%前後の個体を安く買って、早めにバッテリーを新品にしてしまう戦略も有効です。
サブ機や実験用端末として「とにかく安く試したい」のであれば、80%前後まで許容範囲を広げることで、選択肢は一気に増えます。ただし、それでも70%を下回る個体は、突然のシャットダウンや充電不良などのリスクが高く、結果的にストレスと費用が増えることが多いため、基本的には避けたほうが無難です。どうしても選ぶ場合は、価格が相場より十分に安いこと、用途が限定されていること、いつでも買い替え・交換できる前提であることを確認しておく必要があります。
最終的には、「自分はバッテリー最大容量○%未満は買わない」とマイルールを決め、その基準を守って候補を絞り込むことが、後悔しない中古iPhone選びにつながります。そのうえで、保証内容や交換履歴、販売店の信頼性を比較し、「この価格なら、この最大容量でも納得できる」というラインを探っていくと、納得感の高い購入判断がしやすくなります。